――― Marky on the WEB

2003/9/11
企画のつくり方

エコのもりシンポジウム2003が終了した。
「社会起業家が日本の森を変える!〜森を軸にした新しいビジネスを探る〜」というタイトルのもと、300人を越す参加者に来ていただいた。遠くは北海道から、佐賀県まで。19才の大学生から、83才の人生の大先輩まで。起業家、大企業の事業開発部、NPOのリーダー、研究者、森林にかこまれた地域を再生したい行政職員や、林業関係の方にも来ていただいた。みなさんご来場ありがとうございました。広報を始める前、いろんな人に「青木くん、こんなので人が集まるの?」というご心配をかけました。しかし、ありがたいことに、広報を開始直後、1週間で100人が集まり、2週間で200人、3週間で300人と、ものすごいスピードで定員になりました。その後も何十人もの方に「もう定員なのか?」「どうしても会場にいれてほしい」という熱い要望をいただき、丁重にお断りすることになりました。お断りしたみなさん、申し訳ありませんでした。しばらくしたら、環境goo上に報告ページがあがりますので、そちらをご覧下さい。

今回の企画をつくる上で、僕自身が勉強になった点や、気をつけていた点は以下です。
シンポジウムをこれから企画する人や、プランナーになりたい人に少しでも参考になればと思います。

【企画のポイント】
・企画者は、何においても時流をつかむこと
・取り組むテーマについて、短い期間であってもしっかり勉強すること
・企画者自身が心の底から「面白い」と思えて、他人にも「これは面白い」と言ってもらえるようにすること
・その企画について、熱く語れるストーリーがあること
・熱い思いやストーリーを、講師やスタッフに伝えること
・関係する業界のキーパーソンには早い段階で会って、広報協力をお願いすること
・参加者分析を徹底して行うこと。
 (300人の参加者に参加動機や知りたいことをお聞きし、分析するのは骨でしたが、おかげでよい進行ができました)
・その上で企画書を何度も書き直すこと
 (今回はちょうど10回、企画書&当日進行表を書き直しました)
・当日の進行イメージが具体的になるまで準備すること
 (これは僕のパートナーに指摘されましたが、当日会場に向かう電車のなかでイメージトレーニングをしているとき僕は、うまく進行している時のことを想像して、にーっこりっと笑っていたようです)
・日頃から実施主体のよいイメージをつくっておくこと
 (エコのもりセミナーという5年間の共催事業の蓄積だと思います)

上記について、詳しく知りたい方は、僕がどこかしらで行う「企画のつくり方」講座などにおいで下さい(もしくは講師としてよんでいただくのは大歓迎です)。詳しくお話しできると思います。近いものだと9月20日から淡路青年の家で行う「大学生のためのボランティアセミナー」の2泊3日でみっちりやります。

ともあれ無事におわったこと、成功したことにほっと胸をなでおろしています。
反省点もいくつかあるので、次回に活かせるよう書き残しておこうと思います。

講師として協力いただいた町田洋次さん、日野雄策さん、大場龍夫さん、野村充史さん、藤岡亜美さんに感謝いたします。また、事前にアドバイスいただいた川嶋直さん、水野一男さん、協賛してくださったトヨタ自動車さん、広報協力いただいたみなさん、当日の裏方の部分をしっかりとこなしてくれたすべてのスタッフに感謝です。

それに、今回の企画は、いろんな意味でワークショップ・ミューらしい企画になったと思う。

僕たちに企画のつくり方を教えてくれた藁谷さん、本当にありがとうございました。
僕はプランナーとして企画づくりを始めて4年。百戦錬磨のプランナーから見れば、まだまだヒヨッコかもしれませんが、ようやくこのぐらいはできるようになってきましたよ!