――― Marky on the WEB
青木将幸ファシリテーター事務所

2006/2/16
僕が尊敬するフリーランス

僕のパートナー、京ちゃんのお父さんである「山田脩二さん」の写真展、瓦展が兵庫県立美術館で開催されている。
http://www.artm.pref.hyogo.jp/exhibition/index.html

大変面白いそうなので、このWEBを見て下さっている方も、ぜひ足を運んでください。
僕も2/26あたりに行く予定です。

山田脩二さんは、写真家として、瓦師として、日本の景観や文化、環境を語り、誰にも媚びず、おおらかに、奔放に生きている、とても素敵な方。
ときどき僕たちの住居にも寄ってくれるのを、僕はとても楽しみにしている。

フリーランスの生き方としても、たいへん参考になる。


山田脩二は、まだ駆け出しの「カメラマン」だった20代の頃、夜な夜な飲み屋で気炎をあげながら、こんな「人生計画」を披露していたという。
「まず20代の終わりまでは、写真・デザインを中心に広くその周辺の実務経験と修行。30代は自分のスタイルを持った写真家。40代は瓦か土管の産地でドカーンと大量の土を焼く。50代は雑木林に入って木炭を焼く。60代からは、もし元気で体力と気力が続いていれば、写真を撮って紙を焼き、土も木も焼き、スミからスミまで焼いて灰になって、ハイ、さようなら」

(筑摩書房『カメラマンからカワラマンへ』
 および、岩波書店『日本の写真家39 山田脩二』の飯沢耕太郎「はじめに」より)


という旨のことを、20代の時点で飲み屋で豪語なさっていたあたりは感服するところがある。ぼくも、かく生きたい。僕が最も尊敬するフリーランスである。

僕も、自分の人生設計を考えようと思う。

なんだかんだといって、自覚的に動き始めて、僕も10年が経った。
環境問題に関わり、人材育成ワークショップやファシリテーションに関わり、NPOマネジメントに関わった10年だった。充分に現場の修行が出来たといえるだろうか?

次の10年、その先の10年はどうしたいのか?

深く考えたいと思う。