――― Marky on the WEB
青木将幸ファシリテーター事務所

2012/06/21

淡路島、快適です


淡路島に引っ越して3か月が経ちました。お陰様で、家族一同元気に過ごしています。いったい、どんな暮らしをしているの? とか、月に何日ぐらい淡路にいるの? などと、よく質問されるので、最近、どんな風に暮らしているのか、簡単に書いておこうと思います。

朝の目覚めは、5時ごろが多いです。朝起きて、天気がよければ、1時間ほど釣りにいくこともあります(まだ、あまり上手じゃないので、なかなか釣れない。誰かに教わりたい)。淡路は、朝日も夕日も美しい場所ですが、海から見る朝日は、また格別です。

住んでいる所の近くに、畑を借りたので、少し農作業をすることもあります。アスパラガス、ジャガイモ、ナス、キュウリ、パプリカ、ズッキーニ、青唐辛子、プチトマト、里芋、生姜、落花生、ラディッシュ、ルッコラ、バジル、セロリ、カブ、モロヘイヤなど20種類ほどにチャレンジ。貸し主の地主さんに教わりながら、下手なりに、楽しんでいます。今はズッキーニの自家受粉をする時期です。

朝、娘の天音(5才)が8:30に幼稚園に行くので、それまで家族で朝食を食べます。目の前が幼稚園なので、手をつないで見送りに行きます。息子の草太(2才)は、週に2−3日のペースで、一時保育に行くので、車で送ってゆきます。それから、夕方の4時に幼稚園が終わり、5時ごろに一時保育が終わるまでが、もろもろの作業時間/仕事タイムとなります。天音はさっそく淡路弁と、東京弁のバイリンガルになりつつあります。草太は、いろいろと自分の要望や自然の描写を文章で言えるようになってきました(「あのね、そうた、海にバションしたい」の、とか)。

パートナーの京ちゃんは、主に、家づくりを担当しています。大工さんや設計士さんと相談し、実家の改築をしています。二世帯住宅になる予定。扉やサッシを選んだり、デッキをつくったり、図面をもとに間取りを考えたり。

義父と義母は、いずれも元気で、各自、人生の終盤、大いに自分自身を表現なさっています。義父の山田脩二氏は、瓦を薪から焼き上げる達磨窯を地元の方々と復活させ、注目を浴びています。近々モンゴルに遠征する予定とのこと。義母の山田勝子女史は、70代になってから立ち上げたガラスジュエリーのブランドに注文が殺到し、奮闘しています。僕たちは、ときどき窯焚きを手伝ったり、インターネットでパーツの注文をサポートするなど、しておりますが、いやはやパワフルです。正直、自分が73才になってこのパワーを発揮できているか、疑問です。

僕は、東京や、大阪や、群馬や熊野にでかけて、ワークショップや会議進行の仕事にいそしんでいます。

最近の仕事では、ネオニコチノイドという新しい農薬について市民の視点で学び、活動をつくってゆくという連続ワークショップを手伝いました。養蜂家や、生産者、研究者やNPOの活動家、マンガ本の原作者などの講師をまねいてお話しを聞き、学んだことをもとに参加者と一緒に何ができるかを考えてゆく場を進行しました。ねねね、ネオニコチノイドってなぁに? という一連のシリーズで、記録動画も残っているので、ぜひご覧下さい。このネオニコチノイドという新しい農薬は、お米や果物をつくったり松食い虫の除去に使うために大量に使われていますが、虫が居ない日本をつくり、子どもの脳に影響し、発達障害を引き起こす可能性も指摘されている物質です。ぜひみなさんに知って頂きたいと思います。みなさんにおなじみの薬品だとムシコナーズとか、アリの巣コロリとかも一例です。小さい子どもがいる家庭は特に、気をつけておいたほうがよいと思います。
http://neo.socialjustice.jp/

また、僕の実家、熊野地方での主催ワークショップも2本ほど開催しました。1つは、熊野の魅力を探求するツアーもの。もう1つは、円坐といって、テーマを持たずに15人ほどで輪になって座り、自由に語らい合うというもの。いずれも満席、好評で、次回の企画を考案中です。西日本に引っ越してきたので、実家へのアクセスもよくなり、自分自身の故郷へのコミットも高まりつつあります。つい先日は、郷里の新宮市で、初のファシリテーター依頼があり、感動しながらも勤めさせていただきました。この仕事をやり始めて9年たちます。郷里からの仕事の依頼が、あったことは、実にうれしいことで、読んで頂いた方、ご縁をつくって下さった方に感謝です。

さらに視点を伸ばして、瀬戸内海や四国エリアとの連携も深めようと思います。この土地には、魅力的な自然と、魅力的な人材が点在しています。いずれの方々とも頂いたご縁を大切に、一緒に面白いことを展開できればと思っています。近々、来島や尾道、岡山などでの仕事も展開する予定です。

こうやって書くと「青木さん、淡路にいないんじゃないの?」と言われることもあるのです。で、ちょっと不安になって、数えてみたら、4月は10日間、5月は12日間、6月は13日間の出張で、月の半分から1/3ぐらいは、淡路に滞在しています。不在の間、家を守ってくれているパートナーの京ちゃんに感謝です(この4日間ほど、珍しく逆のパターンで、京ちゃんが東京にいっているので、その大変さを痛感中)。

淡路島でも橋本久仁彦さんをお招きしたミニカウンセリングの研修会を成功させ、何本か主催ワークショップを企画しています。来る9月28日には、淡路島でのファシリテーション講座もつとめさせて頂きます。淡路島でのワークショプ依頼もぽつぽつ出てきて、うれしい所です。

最近、淡路にある研修施設や宿泊施設をつぶさに見ていて、ここでどんなことができそうか、模索しようと思います。淡路島は、関西はもとより、東京からのアクセスも優れています。2−3日の合宿をするのであれば、いくらでもよい拠点があり、野外、屋内フィールドともに豊富です。実際に仕事の打合せや、本づくりの合宿などを淡路でやりますが、場所の力をかりてよき話し合いになること間違いなし、です。

以前、僕が思い描いていた夢で「ファシリテーターがいる会議室/研修所を経営する」というのがありました。それが現実化しつつあるようにも思います。淡路島には青木将幸というファシリテーターが居ます。いつでも合宿や、集中会議、ワークショップにご活用いただけますので、気軽に声をかけて下さい。

というわけで、淡路島で元気に、快適にやっていますよ、のお便りでした。