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青木将幸ファシリテーター事務所

 


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淡路島で山伏修行をやってみよう!
淡路・諭鶴羽 山伏修行2019 参加者募集
〜「うけたもう」の3日間〜
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淡路島在住のファシリテーター、青木将幸と申します。

神戸と徳島の間に浮かぶ淡路島から、全国各地に出かけていって、
会議やワークショップの進行役をするのが僕の仕事です。
ありがたいことに毎年100本ほどのお仕事があるのですが、
中にはひどく荒れる会議や、激しいぶつかり合い、
ヘヴィな議論に遭遇することもあります。

そんな中、ファシリテーターが自身をしっかりと保ち、
ぶれない軸を持ってことにあたれるか、
というのは、とても大事な素養になってきます。

よく質問されるのは
「青木さんは、どうやって自分の軸を整えたり、鍛えたりしているんですか?」ということ。
僕自身は、そもそもメンタルが強い人間でもないのですが、
ついその返答として出てくるのが
「それなら山伏修行がオススメですよ〜」という言葉です。

山伏修行では、基本的に「問答無用」。
はじめからプログラムが示されたりはせず、
自己紹介も、アイスブレイクもありません。
「法螺貝」のブォーっという音色を合図に、皆が言葉少なく、速やかに動きます。
山を越え、海を渡り、朝日を拝み、夕陽を浴びて、黙々と歩く。
他者と話さない時間が長ければ長いほど、
自身のなかで、様々なことが起きてゆく時間となるでしょう。
自分の心のゆれを味わったり、
「あぁ、こういうことが本当に大事なんだな」と気づいたりする人も多くいます。

僕自身が、山伏修行でとくに気に入っているのは「うけたもう」というお返事です。
修行中、私語は慎むことになっているのですが、
唯一、発言してよい言葉が「うけたもう」です。
これは「はい」というお返事の代わりに山伏が発する言葉です。
名前を呼ばれたら「うけたもう」と答えます。
あるいは先達が「これより滝行をはじめる」とおっしゃったら全員で「うけたもう」と答えます。
場合によっては「このバカ者!」と叱られたとしても、そのお返事は「うけたもう」。
山伏修行は3日間をかけて「うけたもう」の精神を身につける修行のようにも思います。

つい、私たちは、自分の考えや、損得勘定でものを捉えてしまいがちです。
でも、誰かの発言や、要求や、自らが置かれた状況をいったん
「うけたもう」と、受けることができると、少し状況が変わってきたりもします。
「でも」も「なんで?」もメリット・デメリットも、コスト・パフォーマンスもいったん脇において、
「うけたもう」と言ってみる。
そんな風に暮らしてみると、どんな変化があるでしょうか。

6年ほど前に、知人の紹介で、
山形県鶴岡市にある羽黒山の山伏:星野文紘先達(大聖坊十三代目)をご紹介いただき、
いたく感銘を受けました。
以来、羽黒から星野先達をお招きし、淡路山伏修行を5年開催してきました。
かねてより
「5年間は淡路に行くけど、その後は若いもんでやれよ」と先達から言われておりました。
その5年を終え、淡路の山伏修行は本年より新しいフェーズに入ります。

このたび、先達として淡路島にお招きするのは、三浦雄大さん。
三浦さんは、鶴岡のご出身で、デザイナーの仕事をされていました。
2012年より山伏修行を始め、2016年に先達号を取得。
淡路島での山伏修行には、先達補佐として5年間通ってくだった大切な恩人です。
星野先達が「剛」だとすると三浦先達は「柔」の持ち味があるように僕は感じています。

今回、淡路島での山伏修行は、三浦先達のデビュー戦でもあります。
星野先達という巨木なき修行の場で、
若き木々がどのように枝を伸ばし、その姿を見せてゆくのか、
僕としてはとても楽しみであり、同時に身の引き締まる思いです。
僕たちにできる精一杯の修行の場を整え、皆さまをお待ちします。

5月の最終週末。淡路島の最高峰、諭鶴羽山と国産み伝説の沼島に、ぜひご参集下さい。


※山伏修行は、どなたにも勧められるのですが、以下のような方には、特にオススメです
・人生の節目にいて、次のフェーズに向かいたい方
・自分の軸を整え、しっかりさせたい方
・自分の思考のクセや、人間関係のパターンを見直したい方
・もやもやすることをいったん脇に置いて、スッキリさせたい方
・誰かを教えたり、育てたり、導いたりする立場の方
・「待つ」こと「受け入れること」を磨きたいと思っている方
・自然のパワーを体内に取り入れ、元気よく生きてゆきたい方


■日時:2019年5月24日(金)13時 から5月26日(日)15時頃まで の2泊3日

■場所:兵庫県 淡路島(諭鶴羽山・沼島)

■アクセス:
自家用車の方は、別途お知らせする集合場所まで、各自でおいでください。
公共交通機関をご利用の方は、事務局よりお知らせする
11:10神戸三宮発:淡路島 福良バスターミナル行きの高速バスにお乗り下さい。
バス停までお迎えに上がります。
※お帰りのバスは、福良発14:50ー三宮着16:23を予定しています。
https://www.awaji-kotsu.co.jp/

■参加費:55,000円(修行に必要な装束、宿泊、食費、保険代金等を含む)

■定員:15名

■修行内容:
羽黒修験・大聖坊の行法にのっとり
とそう行(山の気を感じ、自然と一体となり、峰から峰をめぐり歩く行)を中心に、
坐禅、勤行、滝行、火渡りなどを随時、執りおこないます

■参加資格:
自分の足で山を歩くことができる方であれば、
思想・信条・宗教・国籍・セクシュアリティを問わず、どなたでも参加できます
未成年者の参加については、念のため事務局にお問い合わせ下さい

■先達 三浦 雄大 miura takehiro
[デザイナー/農家/山伏]
1980年 山形県鶴岡市生まれ。
1999年 芸術を学ぶために渡仏し、グラフィックデザインに出会う。
以降、デザインの仕事を生業としながら、東京→沖縄→北海道と移り住む。
2011年3.11 東日本大震災を機に山形へ帰郷。
同年10月 IDEHA Creation 設立。
山形県を中心に活動し、企業から個人まで幅広いデザイン案件を受けながら、
地域活性化やまちづくりプロジェクトにデザイナー/アートディレクターとして多数携わる。
 2012年 出羽三山神社 羽黒派古修験道「秋の峰入」に入峰。2016年 先達号を授かる。
 2017年12月、岡山県久米郡美咲町に家族で移住。
標高450mの中山間地で農業をはじめる。
ナチュラルワインづくりを目指し、ブドウ栽培とワイン醸造を日々勉強中。

■先達補佐
竹本国晴 takemoto kuniharu
[鍼灸師/農家/山伏]
1981年東京生まれ。心・身体・氣を整える鍼灸師。
2014年ニュージーランドで羽黒山伏の星野先達と出会う。
その後、出羽三山にて山伏修行体験を重ねる。
2016年出羽三山神社 羽黒派古修験道「秋の峰入」に入峰。 羽黒山伏となる。
2016年東京から京都へ移住。無農薬米を作りながら、京都と東京で施術を行っている。

■先達補佐/事務局 青木将幸 aoki masayuki
[ファシリテーター/山伏]
1976年熊野生まれ。
幼少時より「お坊さんか仙人になりたい」というイメージを持つ。
92年地球サミットを契機に環境問題やNGO活動などに取り組む。
95年よりNPO向けのマネジメント・ワークショップの進行役を務め、
2003年、青木将幸ファシリテーター事務所を設立。
以来、年間100回を超えるペースで、
様々な会議・話し合い・ワークショップ・研修の進行役をつとめている。
2013年、羽黒修験「秋の峰」に入り、山伏となる。
2014年より淡路島で山伏修行を企画し、事務局ならびに先達補佐をつとめる。

■お申し込みは、
awaji.yamabushi@gmail.com まで、以下の項目をご記入の上、
メールの件名を「淡路山伏修行(あなたのお名前)」とお書き頂き、お送りください。
・お名前:
・性別:
・開催時の実年齢(保険加入用):
・携帯電話番号:
・連絡のつくメールアドレス:
・どちらの市町村からの参加ですか?:
・移動手段:自家用車 or 高速バスなど公共交通機関
・ふだん何をしている人ですか?:
・参加にあたって、一言:

■主催&お問い合わせ:淡路・諭鶴羽 山伏修行 事務局・青木